How Myanmar Protests Morphed Into an Armed Uprising ミャンマーの抗議活動が武装蜂起に発展するまで

This article by NHK WORLD-Japan is a good summary of what is happening in Myanmar since the military coup.
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/backstories/1805/
Photo Credit@NHK WORLD-Japan


NHKワールドJapanのこちらの記事が、クーデター後のミャンマーの出来事をまとめているので紹介させていただきます。


ミャンマーの抗議活動が武装蜂起に発展するまで

クーデター直後のミャンマーでは、街中にデモ隊があふれ、鍋を叩く音が響いていた。しかし、9カ月が経過した今、抵抗の形は変わり、非暴力で始まった運動は、全国規模の武装蜂起へと発展している。

平和的抗議活動から武装革命へ

9月7日、クーデターでトップに立った軍事政府に対立する影の政府「国民統合政府(NUG)」が、政権に対する「防衛戦」を宣言した。この宣言をきっかけに各地で警察や軍の拠点が攻撃され、多数の死傷者が出ている。

NUGは声明を発表し、この宣言は必要な最終手段であると主張した。

9月にNHKのインタビューに答えるNUGのジン・マル・アウン外相:「この8ヶ月間、軍の残虐行為を止めるための様々な政治的・外交的努力が失敗したため、地元のコミュニティは防衛軍を結成し、継続的な軍の残虐行為から自分たちを守ることを余儀なくされいます。」

NUGのジン・マル・アウン外相は、雨期の後に軍が何を計画しているかを知ったため、この宣言を行ったと語った。「ミャンマー史上最大の軍事作戦を準備しているという情報を得ました。このような状況下では、革命を進めるしかありません。」

防衛戦争宣言から数週間、NUGを支持する民兵「人民防衛軍(People’s Defense Force=PDF)」は、全国で数百件のゲリラ活動を展開した。彼らは、地方行政区に爆発物を仕掛けたり、軍の護衛艦を待ち伏せしたり、国有の通信塔を破壊したりしている。

活動に参加しているオニさん (仮名)は24歳の男性。仲間と共に警察の宿舎で爆発物を爆発させた。彼は、非公開の地域で軍事訓練を受けた後、6月にヤンゴンに戻ってきた。当初は頻繁に街頭デモに参加していたが、親しい友人が射殺されるのを目の当たりにしたという。そして、もはや平和的な方法では解決できないと判断した。「私たちは2ヵ月間、平和的に抗議活動をしていましたが、軍は重火器を使って人々を殺しました。彼らの不当な殺害行為に心ををズタズタにされました。そして、武装革命にはもっと多くの人手が必要だと知り、参加することにしました。」

オニさんによると、防衛戦争宣言以降、現場の状況は激化しているという。政権はヤンゴンの警備を一気に強化した。兵たちは街を巡回し、無作為に家を調べたり、道行く人々の所持品を調べたりしている。10月初旬、オニさんは治安部隊が自宅に踏み込む数時間前に、危うく逮捕を免れ、現在、身を隠している。自分が選んだ道には大きなリスクが伴うことを認めつつ、他の多くの都市のゲリラ活動参加者らと同様に、オニさんは自分の信念を貫く覚悟だ。

「不必要に人が死んでしまうのはとても心配だ」と彼は言う。「しかし、私たちが心配しているのは、死よりも将来のことです。自由な国で自由に暮らせなくなることが心配なんです。」

ジャングルでゲリラ戦の訓練

3月下旬以降、都市部の若者が民族支配地域で武装訓練を受けるなど、武装した抵抗勢力が拡大している。彼らの多くは、雨季が終わった後の国軍からのより激しい攻撃に備えて、今もジャングルの中にいる。

22歳のイェ・トゥウェイさん(仮名)は訓練生の1人だ。4月に故郷のマンダレー市を離れ、軍事訓練キャンプに参加している。数ヶ月をジャングルで過ごし、防衛戦争の宣言に仲間たちと興奮したという。

「ここに来たときから、仲間たちとこの日を楽しみにしていた。これで正式に反撃することができる」と語る。「準備と演習はこれまで以上に活発になっています。各地のPDFグループも、迅速に、効率的に協力している。NUGの宣言前は、軍事作戦に参加したことはありませんでしたが、宣言の日に極秘任務に就くことができて、とても嬉しかったです。」

しかしイェ・トゥウェイさん(仮名)は、PDFグループにはNUGからのさらなる支援が必要だと言う。「まだNUGから効果的に支援を受けられていないので、これから期待しています。」

人道的危機

辺境の民族地域では、軍 対 民族武装組織、地元のPDFグループとの戦闘の影響を受けてきた。国連人道問題調整事務所(OCHA)が10月に発表した報告書によると、9月にかけてミャンマー南東部の治安状況は、特にカヤ州とシャン州南部の国境沿いの町で悪化し続けており、推定142,000人が依然として避難生活を送っている。

現地の人道支援者は、国内避難民の劣悪な生活環境について、次のように語った。「ほとんどの人が、とても薄いビニールシートを敷いて地面に寝ています。手に入るもので小さな小屋を建てようとする人もいます。雨季のジャングルでの生活経験もなく、食料や薬、水もほとんどなく、ただジャングルの中に隠れているのです。」

幼い子供を連れて逃げざるをえなかった地元の女性は、その苦労をこう語る。「子どもは毎晩、日没後に暗闇が怖いと言います。大雨や寒さの中、ここにはいたくない。安全で暖かい場所で生活したいです。」と涙ながらに語った。

村を焼き、地雷を敷設

地元メディアによると、軍はカヤ州の住宅地に地雷を敷設しており、すでに数名が死傷しているという。カレンニ民族防衛軍(KNDF)の隊員がNHKに語ったところによると、村々で大量の地雷や不発弾を発見して解除しているが、発見していないものもたくさんあるかもしれないという。「軍は住宅地であろうと気にしない。地雷で民間人が死んでも気にしないのです」と語った。

軍は9月に地元の抵抗勢力と2日間にわたって戦闘を行った際、カヤ州のデモソ町で少なくとも35軒の家屋を焼き払ったと報じられている。19歳の学生がNHKに語ったところによると、自分の家もそのうちの一つだという。「私の母は、あの家を建てるために一生懸命働きました。私たちの希望や夢、未来は粉々になってしまいました。母は落ち込んでいます。私がもっと大人になって、彼女の面倒を見なければなりません。」現在、彼らは近くの村に避難していますが、数百人の人々がジャングルに散らばっています。

ユニセフは10月に発表した2021年のミャンマーにおける地雷による犠牲者についての報告書によると、1月から8月の間に90件以上の事件が発生し、53人が死亡、102人が負傷している。地雷やその他の爆発物による死傷者のうち、30%を子供が占めている。

ミャンマーの将来はかつてないほど不透明であり、人口5,500万人の国にとって人民による防衛戦が何をもたらすのかはまだわからない。しかし、衝突が激化する中、人道的危機がさらに深刻化することは間違いない。

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